塊根植物の王様とも称される「オペルクリカリア・パキプス」を琉球藍で贅沢に染め上げたオブジェ。

Operculicarya pachypus オペルクリカリア・パキプス codex コーデックス オブジェ 沖縄 琉球藍染め

Operculicarya pachypus オペルクリカリア・パキプス codex コーデックス オブジェ 沖縄 琉球藍染め

Operculicarya pachypus オペルクリカリア・パキプス codex コーデックス オブジェ 沖縄 琉球藍染め

天然植物と天然染料「琉球藍」の組み合わせはオブジェに相応しく全てが1点もの。天然モノならではの美しさや力強さを感じていただけるかと思います。

 

 

Operculicarya pachypus オペルクリカリア・パキプス codex コーデックス オブジェ 沖縄 琉球藍染め

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「オペルクリカリア・パキプス」は、ウルシ科オペルクリカリア属の塊根植物です。マダガスカル島の限られたエリアのみに自生する希少種であり、その独特な容姿から多くの植物ファン憧れの存在でもあります。

ワシントン条約Ⅱ類に指定され、現地で厳重に保護されている「オペルクリカリア・パキプス」は、毎年決められた数の株だけ流通します。現地から輸入される株は、検疫のために根っこを切断された「未発根株」と呼ばれる状態で輸入されます。発根させるためにはテクニックが必要で、植物を生業とするプロの方でも発根率は低く非常に難しいとされています。

オブジェに使用している「オペルクリカリア・パキプス」は、写真のように発根せずに枯れ木となったもの。その中から形状のいいものだけを厳選して使用しています。

 

 

Operculicarya pachypus オペルクリカリア・パキプス codex コーデックス オブジェ 沖縄 琉球藍染め

オブジェの土台には、琉球石灰岩を使用しています。

琉球石灰岩は、沖縄の海と珊瑚がつくりだした貴重な国産ライムストーンです。自然で優しい色合いが特徴で、さまざまな建築物で使用されています。

 

 

沖縄 琉球藍染め

沖縄 琉球藍染め

沖縄 琉球藍染め

「SM-RI」シリーズは、沖縄の伝統染色琉球藍染め。

沖縄で古くから栽培され、藍染の染料として使用されていた琉球藍は、沖縄の染織にとって欠かせない染料です。その栽培方法は過酷で、良質な藍葉を育てるためには、徹底した栽培管理や技術、製藍の過程での重労働に耐える強靭な体力と精神力が必要です。また、発酵状態や製造段階で使用する石灰水の量を見極めるためには長年の経験と熱練を要します。

昔から伝えられてきた方法により生み出された藍を用いて手作業で一枚一枚染めては洗いを丁寧に繰り返すことで、化学染料では表現することのできない独特の風合いと一枚一枚表情の違った深みを持ちます。琉球藍は、沖縄のきれいな海の様な深みを持った文化の色といえましょう。しかし、時代の流れと共に安価に手に入る化学合成インディゴが普及してからは、手間暇がかかる藍の仕事に従事する人も少なくなってしまいました。